■いざな(チ.ル.タ.リ.ス.♀)
「ここって色んなものがあって楽しいよね、ふふ、ついわくわくしちゃう」
「君は強いのかな？んー、まぁ戦ってみればわかるよねぇ」
レガルタで各地を渡り歩く旅人をしていた女性。
おっとりぽわぽわとした性格をしていて、人懐っこく友好的。
天然な部分もあるものの、いざと言う時には自分の意志を貫く強さを持っている。
また、本気の戦いにおいては一切の情を捨てる武人の心得も持つ。
大抵は大らかでにこにことしているが、何かしら琴線に触れるような事をされると怒る事もあるらしい。
他人の感情の動きに敏感かつ頭の回転も見た目以上に早いので、嘘をつかれるとすぐにそうだと分かる。
彼女の一族は大抵歌が上手いものの、何故か彼女はとても音痴。でも歌うことは好き。
彼女の歌声を聞く時には耳栓をしないと目を回してしまうらしい。
家事は人並み程度で、どちらかというと細かい事よりは力仕事の方が得意。
細腕ながらかなりの怪力を持っていて、その力は並大抵の男では打ち破れないほど。
その力を持ってして元気良くタックルしたり抱き締めたりする時もあるが、
一応悪気はなくただの好意なので始末に悪い。
ちなみに、過去に自分より大きな岩を拳のみで粉砕したと言う伝説を持っているが、真実は定かではない。
扱う武器は大剣で、軽々と片手で振り回して相手を翻弄する。
重い武器を持ちながらもそれなりの移動速度を保つため、初見の相手には驚かれる事が多い。
本気の勝負の時には斬る用途で大剣を使用するが、
相手がそうでない場合は面で叩き潰す、はたく用途で使用する。
後者は殺す気がない為の大剣の使い方ではあるものの、やはりそれなりのダメージは通る。
レガルタ出身の霞紅の姉で、六人居る兄弟の上から二番目。長女。
七歳頃に母親を亡くし、下の兄弟達を将来的に守るために長男と共にしきたりより早く故郷を出る。
霞紅のことは霞紅が生まれてすぐに修行の旅に出てしまったためあまり良く知らないが、
情報通の長男から時折状況を聞くことはあったらしい。
自身の修行は数年前に終えているものの、帰郷するタイミングをどうしようかと考えていたら時間が過ぎていたらしい。
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