● 【昔のこと】
今から少なくとも８０年以上前に生きていた(イメージ的には大正辺りの時代)。
今の姿の年齢までは普通に女学生として生きていて、ごくごく普通の生活をしていた。
友人もいて、家族もいて、恋人もいて、それはそれは幸せだったけれども、
ある雨の日に、ねねは恋人に会いに行く最中、崖崩れで転落死してしまった。
最初の未練は恋人への想いで、それで幽霊になってしまったのが始まり。
自分の葬式を見て、両親や友人や恋人の悲しむ姿を見て、
どうしようも出来ない事を悔やみながらそれでも恋人の傍にずっと居る事を決める。
それからずっとずっと恋人を見守って、彼は他の人と恋をして子供が出来て孫が出来て、
そして最期に、彼が亡くなるのと同時に成仏をしようと思っていた。
でも、恋人は最期の間の際ににねねの姿が見えてしまって、そして思わずこう言った。
「幸せになってくれ」
それは、恋人からすると来世で幸せになって欲しいという願いだったんだけれども、
ねねはそう捉えなかった。これから、幽霊の自分に幸せになって欲しいと言ったのだと思った。
それが、今の未練。
既に死んでいるのに幸せになる事なんて出来なくて、ずっとずっと彼女はさ迷って、
そうしたらいつの間にか、未練や恋人との記憶をほろりと落としてしまっていた。
そして人の噂でゲームの話を聞いて、ねねはこのゲームに参加する事を決めた。
大切なものを思い出したい。そう心に決めて。
●【対人関係について】
死亡したのは外見年齢の時(１９歳前後)だったので、それ以降の他人との交流は殆ど無いに等しい。
波長が合わなかったのかどうかは分からないが、他の幽霊と話をする事も無かった様で、
少なくとも５０年以上は一人で色んな場所を見て回っていた。
当初は未練を果たす方法を探していたものの、その未練が少なくともこのままでは果たせないと
薄々勘付いてからは、無意識に他の事に興味を移らせて目を背けていた。
長く他人と話をしていなかったためか、Ishに入ってからは色々と満喫している様子。
そういう風には見えないが他人の話を聞く事が好きで、色んな人と話をしたいと思っている。
今は趣味になっているイタズラも、最初は他人との接点を持つ「切っ掛け作り」だったのかも知れない。
自分の身の上については聞かれない限り話さないし、肝心な部分は自分で忘れてしまっているので話す事ができない。
ただ、世間をさ迷っている間に得た雑学が豊富なので、それを話の種にしたりもする。
基本的にどんな人でも話し相手にはするが、その延長線上で自分や他人に危害が加わる場合はちょっと怒る。
また、他人に触れる事、もとい触れられるという事が嬉しいらしく、スキンシップが多い。
相手の反応にもよりけりだが、なでなでからハグやキスまでの間で色々な人に接している。
一応相手がそういう事が苦手だと判断した場合は、余り触れないようにしているらしい。
●【日常スキルについて】
色んな人を見てきたせいか話し上手の聞き上手。また、料理に関しては結構な腕前を持つ。
自身が作るケーキや紅茶でお茶会を良く開いていて、昼下がりは大体どこかでお茶を嗜んでいる。
また、レパートリーも豊富らしく洋食から和食まで幅広いジャンルの料理を作る事が出来る。
特に和食に関しては母から習ったものが多いらしく、家庭の味としてとてもおいしい。
ちなみに得意料理は肉じゃが。中華料理は現在練習中。
お茶会のクッキーに関してはたまにイタズラ心でロシアンルーレットな味が混ざっているので注意が必要。
ケーキやパイなどには混入物の入っている確率が少ないので、比較的安心しても大丈夫らしい。
料理のほかにも家事全般は一通りこなせる。
●【戦闘スキルについて】
基本的にはサポート型。ハイロカさんが前線で戦って下さるのを援護するのが役割。
持ち技はさいみんじゅつ(状態異常：眠)、わるだくみ(特攻二段階上昇)、
のろい(自分のＨＰを二分の一削り、相手に毎ターン四分の一の割合ダメージ)、シャドーボール(攻撃技)。
催眠術で相手の行動不能を誘ったり、シャドボでの助太刀や自衛がメインの戦法。
また、軽い身のこなしで攻撃をかわす事も得意としている。
自分から戦闘を挑む事はあまりないが、挑まれれば応戦する事がある。
ただ、実力や状況が自分に不利と判断すると即座に撤退する潔さを持つ。
※随時追加予定
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