ソメルフ・ユール(ネオラント♂)
「夢でくらい水の中から開放されると思ったんですけど…やっぱり無いと駄目ですね、水気」
「ああ、すいません…獲物と思って誘い寄せちゃうの、良くあるんですよ」

控えめな性格の青年。気弱な風体ながら妙に肝が座っている所もあるが、基本腰は低い。
その分他人への態度は丁寧で、恩を受けたら必ず返す性分でもある。

元は海の中に棲む魚(原型)だが、レムワールドに来る際は人型を取る。陸に憧れた結果人の姿形になったものの、水の中の生活も捨て切れずに首の後ろにヒレ、尾骨辺りからは尾ヒレが出ており、それが乾くと息が出来なくなってしまう。それ故に定期的に水辺で頭から水を被って水分補給しなくてはならない。

種族特徴としてヒレの模様を光らせて獲物を誘引する能力(メロメロに近いもの)を持ち、それは夢世界でも健在。ただし中途半端に陸に適した体になったためかいまいち制御が効いていない時があり、無意識に他人を引き寄せてしまう事もしばしばある。
現在はその能力を活かしてパライソ歓楽街でバーの客引きをしていて、その成果は上々。その分悪い客に絡まれる事も多く、全力で走り逃げ姿も見られる。

夢島はガラスに覆われた水に満たされた水槽のような島で、島の真ん中に石造りの塔がひとつ建っている。
唯一の陸地はその塔の水面から出ている部分のみ。水中にはアクアリウムのような環境が整っているが、不思議と下へ下へと行くごとに水中は暗闇に覆われていく。

異能：陸上生活への適応(息が長く続くようになる)
欠陥：発光誘引能力の制御不能、声が出なくなる