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【ビヒヨラ】グランツェ家について

【グランツェ家】
ビヒヨラにおける墓守の一族。当主、ニヒツが初代から今までの長い長い時間、その役割を担っている。
ニヒツが亡くなった人達の死体を埋めて墓を立て、娘のアインスが夢の中から歌を歌うことによって死者を鎮めている。
今までに葬ってきた人数は数知れず、グランツェ家の周りには広大な敷地の墓地がある他、地下墓地も存在しているらしい。
名のある貴族の墓から無名の一般民の墓まで、守る墓の種類は様々。一度作った墓は全てこまめに手入れをし、丁重に扱う。
 
 
 
■ニヒツ・グランツェ
★.ヨ.ノ.ワ.ー.ル.♂
 
グランツェ家の長。長い長い時間を生き、墓守としての使命を全うし続けている。
基本的に墓守部屋という仕事部屋に篭り、そこから全ての墓の手入れや墓守の仕事をしているが、
新しく死者が運ばれてきた場合は自ら出向き、墓を作る。
性格は厳格で真面目。感情をあまり表に出さない。
魔女のハルツィナに惚れ込まれて求婚されるものの拒否し、別の女性を妻として娶ったが、
それがハルツィナの嫉妬心を暴走させてしまい、生まれたばかりの子供に飢えの呪いを掛けられる。
生まれたばかりながら魂を食べる能力を持っていた赤子は自らの母の魂を食べてしまい、以降ニヒツから忌まれる事となった。
この事もあってか娘のレイツェルの事は子供と思っておらず、呼ぶ時は「アレ」と呼ぶ。
 
 

■アインス・グランツェ
ヨ.ノ.ワ.ー.ル.♀
 
ニヒツが妻を娶る前に連れていた連れ子。若い頃に連れ添っていた恋人の子供らしい。
滅多に口を開かず、わずかな動作のみで自分の意思を相手に伝える。基本的に他人には無関心ながら、
父親と一部の人間にだけは極稀に口を利くこともあるらしい。
一日の大半を寝て過ごしているため、周囲からは眠り姫と揶揄されているが、
実際は夢の中から鎮魂歌や子守唄を歌い、墓に眠る魂達を静める役割を担っている。
少女の姿をしているがその年齢はレイツェルの遥か上。
異母妹のレイツェルの事を嫌ってはいないらしく、お腹をすかせた彼女に時折食料を分けていた。
 
 
 

d0812ee9.jpg
■レイツェル・グランツェ
ヨ.ノ.ワ.ー.ル.♀
 
グランツェ家の問題児にして異端児。当主、ニヒツの娘。
明るく無邪気ではあるが、どこかぽっかりと感情が抜け落ちている。
生まれた直後に魔女、ハルツィナに飢えの呪いを掛けられ、目の前に居た母親の魂を食べてしまった。
それが理由で父親に忌み嫌われており、呪いのせいで旺盛な食欲の割りに僅かな食事しか与えられず、
運ばれてくる死体や墓に埋まっている死体をつまみ食いしていた所を父親に見つかり家を追い出されてしまった。
片目はあまりにお腹が空いてしまい、自分でくり抜いて食べてしまったため空洞になっている。
異母姉のアインスには幼少期にこっそりと食料を貰った事もあり、それなりに仲は良好。
呪いのせいで食べても食べてもすぐにお腹が空いてしまう。余りにお腹が空きすぎると誰彼見境なく魂を食べようとする。
彼女の呪いは、大切な者の魂を食べるか、ハルツィナが呪いを撤回するかをしない限りは解けない。

 
 
■ハルツィナ
ユ.キ.メ.ノ.コ.♀
 
幻覚と呪いを操る魔女の幽霊。気位とプライドが高く、気まぐれな性格をしている。
その昔自身が住まう森に迷い込んだニヒツと出会い、一目惚れをして求婚するも、
その性格から悪名の高いハルツィナの話を聞いていたニヒツは彼女の申し出を拒否。森から逃げ出してしまう。
ニヒツにプライドを傷付けられて怒ったハルツィナは彼を追って森を出、彼の屋敷にまでたどり着くが、
そこでは丁度ニヒツと妻の結婚式が行われている所だった。
怒りと同時に嫉妬の念に駆られたハルツィナは、あえて二人に子供が出来るまで待ち、
その子供が生まれた瞬間に飢えの呪いを掛けてしまう。
その後、呪いを解きたければ自分の墓を作って守れとニヒツに告げた所、
激怒したニヒツによってグランツェ家の地下深くへと封印されてしまった。
 
 
 
 
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